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■平成26年6月18日(水)→6月24日(火) 
■横浜高島屋7階 美術画廊
継続するかたち 
   
中村 豊 作陶展
     挿花 草月流 西山光沙 
器からの密やかな挑戦

「花と器、花と花、この組み合わせをいつも甘い常識に落ちぬように、弾力のあるもの
にしなければならない。
草月流の創始者・勅使河原蒼風はこう語っています。
 花と器、また花同士の間に、しかるべき緊張感がなければ真に創造的ないけばなは
生まれないというのです。
 この意味で、つねに私たちの想像を心地よく裏切ってくれる中村豊さんの器は、とても
ありがたく貴重な存在です。シンプルで端正な器には、いつもなにかちょっとした悪戯が
仕掛けられている。いけ手はその密やかな仕掛けに驚いたり楽しんだりしながら、新しい
想像の世界に踏み出していくのです。
 今回の展覧会では、草月流の西山光沙さんが花をいけます。西山さんも柔和な佇まい
の中にぶれない強さを秘めた人。器からの挑戦をしなやかに受け留め、新たな表現を
生み出してくれるに違いありません。
                           草月流家元 勅使河原 茜

                                    
                            
中村 豊 陶歴